ディーナゲッツバスケットボールアカデミー ロサンゼルス キャンプ 2019 vol.4
(ロサンゼルスキャンプ2019 vol.3 はこちらから)
いよいよゲームのスタートです。
さて、ここのローカルルールなのか、13点取ったチームの勝ち。
シャイなアフロDくんと、コーナーに走ってスリーしか狙わない構えのルーマニアくん。そして涼と楓のジュニアコンビにこれが体育の授業以来24年ぶり5on5の42歳。(ここでも日本でも3on3しかやったことがない!!)
エンドからボールを預かりまずはプレッシャーもない中、それっぽく声をあげながら運んでいく。
とりあえず涼と楓にボールを預けて1on1を仕掛けさせるも、相手は裸にドレッドの長身黒人男性に、レッド、ピンクボーイ、恐らくは南米の方と思われる男性(この方が上手かった!)命名:南米さん、そしてゴール下に待ち構える黒ずくめのリーダーと正直怖い笑。
なかなか切り込めずジャンプシュートに終始する二人を見ては「アタックしよう」とパスを送るもこれが難しい。
ペネトレイトに対しても当然簡単にはやらせてくれないが、例え失敗しても相手のリーダーが「いいぞその調子だ」と声をかけてくる。この日の午前に相手をしてくれたラッパーの彼も、ホットソースさんも「コーチカーター」の彼も皆、リングに向かっていくPLAYはいつも褒めてくれていた。
これがアメリカのストリートで磨き上げられる大事なマインドのひとつ。
ゲームでは完全に引いて余裕で守りながら、速攻で着実に得点を重ねていく相手チーム。
6-0のランをかまされワンサイドゲームになりかけたとき、櫻井にマッチアップのレッドがインサイドのアフロDに寄っていく。唯一得点の匂いがするアフロDに入れた瞬間、挟んで守る構えだ。これを「舐めやがって」と勘違いした42歳がミドルジャンパーを2本連続で決め6-4に。
これで櫻井の相手が南米さんに変更。それ以降何もできませんでした笑
南米さんのスリーと裏切りのピンクボーイの速攻(強めに止めに行くもあっさり跳ね返される)で11-4。
一方スリーを3本外し、どフリーだがパスを回しづらいルーマニアくんと、徹底マークのアフロDくん、そしてこのベニスビーチのコートでダントツの最年少コンビ、涼&楓コンビで一矢報いるも13-8。余裕で倒されました。
(写真はスリーを外すルーマニアくん)
そしてこれ以降、完全に洗礼を浴びた二人がコートに戻ることはありませんでした。
と言うのも、勝ったチームがコートに残ってPLAYできるため、敗れたチームは一度解散。また次のゲームを伺います。
↓こちらの写真はこの次のゲームの試合中の様子。
向こうサイドにボールが動くのを見るや、こちらサイドでは「次の試合はオレ出る絶対に!」とアップが始まります。
当然、負けそうなチームのサイドに陣取って。笑
我々の試合の写真もよく見ると、明らかに相手ゴール下には人がいません。勝ちそうなチームのサイドに居ては次のゲームに入れないからです。
よくわかってらっしゃる笑
この後も、ずっとゲームは繰り返されました。
1度5on5が始まるともう止まりません。
5on5が行なわれているコートにどんどん新しい参加希望者が集まってきます。
本当に皆、バスケ大好きが伝わってきました。
そして皆、何か喋りながら楽しそうにPLAYします。
喋りながら、といえばわたくし、最初のゲームで一番喋っていたのでゲーム終了後南米さんが「Hey COACH!Thank you」とハンドシェイクを求めてきました笑
チキショー来年リベンジだ!そう誓ったベニスビーチでした。
ジュニアの二人には良い経験と思い出になったのではないでしょうか。
ある方は「こういうストリートコートでの経験こそが、どんなレッスンより得難いものだ」と言っていました。
誰ひとり、ボールが滑るとか、この格好だから動きにくいなどと言い訳をしません。勝負にこだわるため接触もありますし、失点はごまかしますが笑、皆楽しんでPLAYしています。
そしてゲーム後は必ずタッチを交わします。
もちろんピンクボーイとも笑
素晴らしい文化です。
ありがとうベニスビーチ!
また来ます。
続く。
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