ディーナゲッツバスケットボールアカデミー ロサンゼルス キャンプ 2019 vol.3
(ロサンゼルスキャンプ2019 vol.2 はこちらから)
2日目のベニスビーチ。
コートは先ほどレッスンを受けた、イベントなどでもよく使われるメインコートの他にフルコートが3面あります。
すでにあちこちで3on3が始まっており、次は俺入りますから。といった顔で、ゴール下でうずうず待っている方も多数。
そうですここはアメリカ。
日本みたいに誰かが誘ってくれるわけでもなく、積極的に話しかけないと当然ゲームには混ざれません。
これも肌で感じていただきます。
しかしながら、アメリカ初めての15歳の少年が、大きな外国人ばかりがPLAYするコートに行って、いきなりそれができるはずがありません。
大人でも度胸が必要です。
そこでまずわたくし櫻井を加えた3人で、ひとりの青年(ダンクしてた)に声をかけ、2対2をスタートしました。
涼&楓チーム vs 櫻井&アフロDくん(勝手に命名)のスタートです。
このアフロDくん、とても優しい性格なようでアメリカの方に珍しく、パスをどんどんよこします。パスくれって仕草だけで驚くほど素直に飛んできます。
高身長でダンクもできるアフロDくん、当然高さでは涼&楓を圧倒するものの、ゴリゴリと中には行かずパスをさばいてスマートに攻めるのが好きなようで、幾度となくナイスパスが42歳の手元に収まります。最後はアフロDくんの高さを使って勝利を収める大人気ない櫻井チーム。
息が上がっている42歳を尻目にまだやりたそうな若者立ち。
すると反対のゴールも一旦ゲームが終わった様子。
この機を逃すまじということで「みんなでやりませんか?」とディーナゲッツ式に話に行くと「よし5対5やろう。そっちで5人集めて。」と黒いパーカーのいかにもやりそうなリーダー格の男性(命名:リーダー)が乗ってきました。
さて。
我々はあと3人(ひとまず42歳は含めず考えている)、チームメイトを集めなければなりません。
周りを見回すといろんな方がいます。
まずは当然、相棒のアフロDくんに声掛け。二つ返事でOK。
続いて一際目立つピンクのTシャツを着たドイツ人青年の「俺いつでもいける」アピールを感じて声掛け。食い気味にOK。命名ピンクボーイ。なかなかやりそうだ。
あと1人が見つからない。この時近くにいたのは2人組やカップル、誘っても「俺はプレイしない。叔父はバスケのコーチだけどね」という見た目うまそうな黒人男性など。
ん〜どうしよう…これは最悪櫻井42の出場あるな…と思った矢先、相手が5人もうコートに入ってスタンバイOK。リーダーが早くやるぞと言ってくる。
(この時点でコートサイドには「ゲームやるのか俺も俺も」みたいな連中が続々と登場)
自分たちのチームメイトの確認とマークマンをチェックし始める相手チーム。なんだか強そうだ。当然のように自分にも、赤いシューズの地元の方らしきぽっちゃり男性がマッチアップ(命名レッド)。覚悟を決めたそのとき、おいそっちひとり足らないぞという指摘が。いや我々と彼と…とピンクボーイを指すと、ピンクボーイは楓くんについている。ここでピンクボーイが相手チームに寝返るというまさかの事態。きっとメンバーを見て判断したであろう…これにより相手チームから溢れてしまったルーマニアくん(国籍だけ聞いた)を加え、この日他のどのコートよりも先に5on5ピックアップゲームがスタートしました。
(写真がハッキリとピンクボーイ裏切りの瞬間を捕らえている!笑)
続く
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